草刈り後の草の始末方法6選!手間と費用、やってはいけない処分方法まとめ

「草刈り後の草の始末方法がわからない!」

そんな方のために、”楽に費用をかけずに行える草の始末方法”を含めた「草の始末方法6選」をまとめました。

・自分で草の後始末を行う方法3選
・業者に草の後始末を依頼する3つの方法
・草を焼いて処分してはいけない理由
・草刈り後に雑草を生えにくくするアイテム2選

まずは、”費用をかけない草始末方法”である「自分で草の後始末を行う方法3選」についてご紹介していきます。

自分で草の後始末を行う方法3選

自分で草の後始末を行う方法3選

(1).燃えるゴミとして捨てる
(2).堆肥として再利用する
(3).土に埋める

前提として、自分で草刈り後の草を処理する場合は、草を圧縮して軽くする必要があります。

そこで、まずは草の圧縮方法である「天日干し」について説明していきます。

草は天日干しで圧縮して軽くする

草刈り後の草はまず天日干しする

刈って間もない草は、水分を多く含んでいるため、とても重いです。

無理に持ち運ぼうとすると、足腰を痛めてしまう原因にもなります。

そこで、草に含まれる水分を乾燥させて、草を圧縮する「天日干し」を行いましょう。

ブルーシートの上に刈った草を広げ、草全体に多くの日光を当てるようにしましょう。

3日間、天日干しを行えば、十分に草を乾燥させることができます。

(1).燃えるゴミとして捨てる

草刈り後の草を燃えるゴミとして捨てる

草の後始末で最も手軽な方法が、草を燃えるゴミとして捨てる方法です。

天日干しによって乾燥した草を袋に詰めるだけなので、最も手軽です。

「草を燃えるゴミとして普通に捨てていいの?」と気になる方はご安心ください。

草は通常のゴミと同じ扱いの「一般廃棄物」に分類されるため、燃えるゴミとして捨てることができます。

ただし、草の量が多い場合(45リットルのゴミ袋で3袋以上)は「産業廃棄物」としてみなされる可能性がありますので、注意が必要です。

事前に、住んでいる地域の自治体に電話して確認しましょう。

(2).堆肥として再利用する

草刈り後の草を堆肥として再利用する

草を再利用する始末方法として、堆肥として再利用する方法があります。

堆肥とは、土質の改良を目的とした資材のことであり、枯れ草などの植物、家畜の糞などを積み重ねて発酵させたものです。

堆肥は、土の中に含まれる微生物を増やすため、家庭菜園で使用する土を、植物が成長しやすい状態にする役割があります。

堆肥を作る場合に必要な材料は、以下の3点です。

・枯れ草…65%

・米ぬか、または油粕…3%

・畑の土…32%

これらの材料を使用して、以下の手順で堆肥を作ります。

  1. 米ぬか、または油粕と枯草を混ぜ合わせる
  2. 1で作ったものに畑の土を被せる
  3. 2で作ったものを1ヵ月ごとに下からかき混ぜて、中に空気を入れる
  4. 3を半年ほど繰り返して完成

完成した堆肥は、家庭菜園で使用する土の1㎡に対して20~40リットルの量を目安にして、土に混ぜて使用することができます。

(3).土に埋める

草刈り後の草を土に埋める

草の後始末で、最も環境に優しい方法が、草を土に埋めてしまう方法です。

手軽そうに見えますが、穴を掘る作業は慣れていないと、とても重労働です。

刈った草を土に埋める方法の注意点は、埋めた草が根付いて生えてくる可能性があるという点です。

上記問題を回避するために、草に除草剤を使用して枯死させてから土に埋めましょう。

穴の深さについては、30〜40cmを目安に穴を掘りましょう。

万が一、枯死していない草があったとしても、根付くリスクを回避することができます。

業者に草の後始末を依頼する3つの方法

草の後始末を、自分で行わずに業者に依頼する場合は、3つの方法があります。

(1).ごみ回収業者に依頼する

(2).草刈り業者に依頼する

(3).植木屋に依頼する

上記の順番で紹介します。

(1).ごみ回収業者に依頼する

草刈りの後始末をゴミ回収業者に依頼する

草の後始末は、ごみ回収業者に依頼すると行ってもらえます。

ごみ回収業者は、草のみでなく、家にある不用品なども回収するため、家の大掃除と庭の掃除を同時に行いたい方にオススメです。

ごみ回収業者に依頼した場合の費用は、積み込むトラックの大きさによって異なり、

・軽トラック…9,800円

・1.5tトラック…34,800円

・2tトラック…54,800円

ほどになります。

(2).草刈り業者に依頼する

草刈り後の後始末を草刈り業者に依頼する

草の後始末は、草刈り業者に依頼する方法もあります。

草刈り業者は、草の後始末のみでなく草刈り自体も行うめ、草刈りから後始末まで任せたい方にオススメです。

草刈り業者に、草刈りから後始末まで依頼した場合の費用は、坪数や草の長さなどによって下記のように異なります。

・30坪…50cm以下27,000円、100cm以下31,500円、150cm以下36,000円

・50坪…50cm以下35,000円、100cm以下42,500円、150cm以下50,000円

上記以上の坪数で、草刈り業者への依頼を考えている方は、こちらのページの「料金・価格シュミレーション」をご利用ください。

(3).植木屋に依頼する

草刈り後の後始末を植木屋に頼む

草の後始末は、植木屋に依頼することもできます。

植木屋への依頼は、草刈りや、草の後始末のみでなく、剪定(枝の一部をはさみで切って整える)を行ってもらえるため、庭全体をキレイにしたい方にオススメです。

植木屋に剪定を依頼した場合の費用は、職人1人当たりの費用が発生し、相場が大きく分けて下記の2通りがあります。

・日給制…15,000円~30,000円

・時給制…2,000円~3,000円

また、剪定以外にも、草の処分費用が、下記のようにかかるところもあります。

・45リットルのゴミ袋1つで500円前後

・軽トラック1台分で3,000円~8,000円

植木屋は、それぞれの業者によって日給制か時給制、草の処分費用が含まれているかなどの違いがあります。

そのため、植木屋への依頼を検討されている方は、それらの費用形態がどうなっているかを事前に問い合わせましょう。

草を焼いて処分してはいけない!

草を焼いて処分してはいけない

草を焼いて処分することは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」という法律によって禁止されています。
(引用:電子政府の総合窓口e-GOV

万が一、草を焼いて処分すると、法律違反によって「5年以下の懲役、1,000万円いかの罰金のいずれか、または両方」が、罰則で科せられます。

草を焼くと煙が発生し、その煙が悪臭や、PM2.5などの大気汚染を発生させる恐れがあり、人体や環境に悪影響を与えます。

そして、焼いた草によって発生した煙や悪臭が原因で、

・煙の悪臭が家の中に入ってくる

・悪臭が付くから洗濯物が干せない

・煙で鼻や喉が痛い

などの苦情が、周辺住民の方から寄せられる可能性があるのです。

法律違反による罰則や、近隣トラブルを避けるためにも、草を焼いて処分することは避けましょう。

草刈り後に雑草を生えにくくするアイテム2選

草刈りをした場所に、再び雑草を生えにくくするアイテムが2種類あります。

(1)除草剤
(2)防草シート

どちらも、再び草刈りする手間を省く便利なアイテムなので順番に見ていきましょう。

(1).除草剤

草刈り後には除草剤を撒く

除草剤は、植物を枯らす役割がある薬のため、草刈り後に雑草を生えにくくします。

除草剤には、2種類があり、

・土壌処理型(粒剤タイプ)…土に混ぜ込むことで、成長しようとする雑草を枯らす

・茎葉処理型(液剤タイプ)…葉や茎に塗ることで、塗布した部分の雑草を枯らす

などの特徴があります。

草刈り後に新たな雑草が生えるのを防ぐためには、土壌処理型の除草剤を土に混ぜ込むことがオススメです。

(2).防草シート

草刈り後には除草シートを敷く

防草シートは、草刈り後の土に被せることで、新たな雑草が成長することを防ぎます。

雑草は、土に埋まっている状態で、太陽光を受けることで光合成を行って成長します。

そこで、防草シートを土の上に被せると、雑草は、光合成が行えなくなるため、成長できません。

敷くだけで気軽に雑草を生えにくくする効果があるため、草刈り後の土に防草シートを被せることをオススメします。

まとめ

今回の記事では、草刈り後の草の始末方法6選を紹介させていただきました。

草刈り後の草の始末を、費用をかけずに自分で行う場合、まずは草の天日干しを行って草の重さを減らしてから、

・燃えるゴミとして捨てる

・堆肥として再利用する

・土に埋める

のいずれかを選びましょう。

業者の草の後始末を依頼したい場合は、

・ゴミ回収業者

・草刈り専門業者

・植木屋

などを利用すると良いでしょう。

また、草刈りをした場所には、

・除草剤

・防草シート

などを使用することで、草刈り後に再び雑草が生えてこないようにすることができます。

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