正しい草の刈り方について
どんなにきれいに草が刈れても、やはり根が残っているとまた伸びてきます。
するとまた暑い頃に、お隣への迷惑を考え、仕方なくまた重装備に名て、コードを切らないように細心の注意を払いながら、草刈りをすることになります。
まるでせっかくつんだ石を崩される「賽の河原」のような気分になってしまいます。
そこで、草刈りをした後には、あまり薬というものは使いたくはないのですが、「背に腹は代えられぬ」という事で「根元から刈らす除草剤」というものをホームセンターで買ってきて、まくことにしています。
買う時には成分表を見て本当かどうかはわからないけれども、「できるだけ自然にやさしい」とか「自然に近い成分を使っている」中書かれたものを買ってくることにしています。
ただ、この手の薬はまいた後、2~3日は晴天が続くことが条件になっているようです。まいた後に雨が降るとすべて流されてしまって、せっかくまいた薬が役に立たなくなるという事らしいのです。
というわけで、夏のこの時期は特に要注意なのです。
せっかく天気予報を見て「暑い日が続く」という事を確認し、暑い暑い中草刈りをして、そのあとに薬をまいて「これで終了!」とシャワーを浴び、ひぜーるでも飲んでいたところにいきなり「ゲリラ豪雨」が襲ってきて、薬がすべてパーになるという事もありました。最近の異常気象には本当に泣かされっぱなしなのです。
それでもやっぱり草刈りの後の薬まきは「天気予報」だけが頼りで、流されてしまった後は、少し様子を見てから、仕方なくまた薬を買いに行くといたことが何度かありました。
本当は、一本一本、きちんと根っこから草を抜いていくというのが本当の草刈りなのだと思います。子供の頃にはよく、「おやつに冷たいものを・・・」という甘い言葉にひかれて仕方なく、庭の草引きを手伝ていました。
しかし娘たちはそれぞれ部活や下宿生活、それに大の虫嫌いという事で、親父が汗まみれになっていても見てみてぬふりをしています。
というわけで仕方なく、周りには迷惑ですが朝少し涼しいうちから機械を動かし、「夕立大丈夫だろうなぁ」と思いながら薬をまくという一日を過ごして、へとへとになっています。
しかし、それでも何とかずっと地面の下に根っこを伸ばしている「野芝」のような草も今のところは対峙していられるというのが現状です。
昔は、いつも草ぼうぼうの庭を見ながら「野原のような庭」になって、「いろいろな草花が咲いてくれたらいい」と勝手に屁理屈をつけて放ったらかしにしたり、「何とか一匹、あまり大きくならない羊をかつて庭に放せばいいのではないか」などと「夢物語」のようなことを考えていました。
しかし、とりあえず、腰を少し痛めながらも何とか草刈りを終えると「やったね」という気分にはなります。ただうちもさっき書いたように「後継者問題」が深刻で、結局はいずれはどこかの業者にお願いをして、お金を払って草刈りをしてもらうという事になるのだろうなぁと思っています。
まあ、それも時代の流れなのかもしれませんが、少しは仕事をするといったことを子供たちに教えてこなかったことを今になって少し後悔しています。
できることならみんなで「今日は草刈り!」と宣言してみんなで汗をかいて、終わった後には冷たいカルピス加水糧も食べられたらいいのになぁ・・・と思うのは、やはり「昭和生まれの人間りはかない夢」なのでしょうか。
そんなことを考えながらそろそろまたこの暑さで勢力を増してきて、お隣との壁を越えようとしている草をなんとかしなくてはいけない、しかし、今やれば「熱中症」でぶっ倒れてしまいそうな気分にもなっていて、庭を眺めながら迷っている今日この頃です。
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