草刈り後の草の処理について
庭の雑草は放置していると手がつけられないほど伸びてくるので、毎シーズン頭を悩ませている方も多いでしょう。週末や休みの日に気合を入れて全ての雑草を引き抜いたとしても、さらなる問題が生じます。
それは草刈り後の雑草の処理です。基本的には地域のゴミ出しルールに従い、ビニールに詰め込んでゴミに出すことが多いでしょうが、実はこれは非常に勿体無いことでもあります。広い庭では雑草の量に比例して使用するゴミ袋の数も膨大になりますし、京都などのように指定の高価なゴミ袋でしか出せない場合には、かなりの出費となります。
さらにこうした草刈り後の雑草を捨てるということは特にガーデニングや家庭菜園をされている方には非常に勿体無い事になります。
実はこの草刈り後の雑草の束は非常に優秀な堆肥として有効活用することが可能です。家庭菜園やガーデニングでは良質な土作りが必要ですが、ホームセンターなどで専用の土を買い込まなくともこうした雑草の束が有効活用出来るのです。しかし、いくら雑草の束が堆肥に使用出来ると言っても、単純に庭に撒いたり地中に埋めるだけでは効果はありません。むしろ雑草に残った種子が目を出し、また数週間後には雑草が生い茂るイタチごっこになってしまいます。そのため効率よく正しく堆肥として雑草を使用するにはいくつかの方法が存在します。
まず簡単な方法は深く埋めるというものです。浅めに埋めてしまうと前述の通り種子が目を出し再び雑草としてやっかりものになるのですが、少なくとも30センチ以上深く穴を堀り、その中に雑草を埋めてやると、時間が経てば非常に良質な土壌が完成します。その際に雑草と一緒に苦土石灰や鶏糞を入れるとさらに良質な土作りが可能で、その後は野菜でも花でも多くの植物がすくすくと育つ土壌になります。
しかし、30センチの穴というのは非常に労力が必要なのも事実です。特に狭い範囲ではなく広範囲にこうした深い穴を掘るというのはシャベル一本では中々重労働になります。特に女性や高齢者の方にとっては大きな負担となるので、その他の方法をお勧めします。
その他の草刈り後の雑草の活用方法としては燃やしてしまうという方法があります。都会の街中では中々ベランダや庭先でものを燃やすということは難しいかも知れませんが、ある程度の規模のあるお庭では近隣の方に許可を取れば問題なく燃やすことが可能です。その際に重要なのは事前に雑草を乾燥させておくということです。雑草は草刈り後すぐの状態では青々として多くの水分を含みます。この状態の雑草を燃やそうと思えば新聞紙など多くの不純物を混ぜ込む必要があるので、あまりお勧め出来ません。時間があるのならば鉄板やラックの中で天日干しを行い、カラカラの茶褐色になるまで乾燥させます。こうした状態では火を付けると勢い良く燃えてくれるので、安全な場所を確保し雑草を燃やして下さい。そして重要なのはこの燃やした後の灰です。この灰はただの灰ではなく、雑草の有機成分を多く含んだ非常に栄養豊富な灰なので、花壇や家庭菜園の畑の土に練り込むと優秀な肥料として活躍します。この方法では深い穴を掘る必要もなく、万が一残った種子が目を出すこともないので、時間はかかりますが安全で手間の少ない方法だと言えます。
その他にも草刈り後の雑草の処理方法としてはコンポストやバケツなどに入れて数日間放置するという方法もあります。これも天日干しと同じく乾燥させるという方法なのですが、燃やさずに土に埋めてしまってもよほど生命力の強い雑草でなければ再び目を出すことはありません。
このように草刈り後の雑草は邪魔者でやっかいな存在でしたが、有効活用することによって綺麗な花にも美味しい野菜にも変換することが可能です。ぜひ今度の草刈りの後には自然の優秀な肥料を使い、ご自宅の庭の土壌改善にお役立て下さい。
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