草刈り機の正しい使い方

大きな庭があったり、農地を所有していたりすると草刈りも一苦労ですから、草刈り用に草刈り機を持っている人も結構いると思います。

草刈り機はチェーンソーに比べると簡単に扱えそうなイメージがありますが、刈払り機は、操作方法や作業手順を間違えると、重大な事故を引き起こしてしまう危険性がある機会だということを十分認識してしようすることが重要といえます。草刈り機を使用するときは、使用しているとだんだん慣れてきますが、常に基本を忘れずに、慎重に作業をすることが重要です。

まず、草刈り機を使う時には、自分だけでなく仲間の位置に気を配って安全に作業をするように注意することが必要です。

草刈りをする場所に着いたら、まず十分に下見をすることが大切です。普段いつも使用している場所だからといって油断していると、落石や根株、空き缶、空き瓶などが落ちていたりしている場合があります。そういったゴミなどが目に付いたら取り除いておくことが重要で、ビニールの紐などのゴミは、刈刃にからむと刃が止まってしまうので、事故防止の面からはとても大切なことです。

もし、作業中にビニール紐などがからんで刃が止まってしまった場合は、必ず一旦エンジンを切ってから取り除くようにしなければいけません。電源が入ったままの状態でゴミを取り除こうとしてしまうと、エンジンがかかったままだと、からんだ紐を取り除いたとたんに刃が回りだし、回転した歯によって自身の体を切断してしまうというケガをすることがあって大変危険といえます。

また、傾斜地での作業は、足もとがしっかりしないと危険なので注意我必要で、そのような場所で作業をする時は、スパイク付き安全靴などを履くようにすることが大切です。また、回転する歯によって、石などが飛んでしまうことがありますが、飛散物から目を守るために、必ず保護メガネを着用するかヘルメットの防護ネットを下げて作業することが本来は大切です。また、防振用手袋などもきっちりと装備しておくことが重要です。

また、草刈り機を長時間使用していると、振動障害という病気にかかる場合があるので、1日の作業時間も長時間使用することを控えて、連続して作業する場合は30分をめどにし、5分程度の休憩を挟むことがベストといえます。

また、刈るときには、刈刃の左上方をつかうようにします。右上方に固い物が当たるとキックバックが起こって、刃が跳ね返され大変危険な状態になるからです。

刈る方向は、右から左の一方向に刈っていきます。往復刈りはキックバックの危険があるのでしないようにします。刈刃は少し手前に起こし、さらに右側を少し起こすような気持ちで刈っていくと綺麗に刈ることが出来ます。一度にたくさん刈ろうとせずに少しずつ作業をしていきます。

作業をする時には、くれぐれも安全のために、保護メガネ・防護ネット、すね当てなどをきちっと買ってきて装備すること我重要です。

刈払機で作業をする場合の安全の鉄則は、上下左右の同時作業の禁止と近接作業の禁止です。作業の危険区域は半径5 mの円の中です。不用意に近寄ってしまうと自身の身体を他の作業している人の刃で傷つけてしまうこともあります。他の人と最低でも15 m以上離れて作業することが大切で、作業中、知らず知らずのうちに一緒に作業している人のほうに近づきすぎていたり、上下の関係になっていたりすることがありますが、多人数でする場合は安全監視の役目を持った人を配置するなどして、常に仲間がどこで作業をしているかを意識し、事故のない安全な作業に徹することが必要といえます。

最近ではホームセンターなどで簡単に草刈り機は購入できますが危険な一面が有ることを十分認識して使用することが重要です。

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